こんにちは。パーソナルトレーナーの渡邊拓也です。
「ダイエットやトレーニングにお酒、アルコールで悪影響なのは、なんとなくわかるけどなんで?」と疑問に持たれている方もいるんじゃないでしょうか?
そんな方々に向けて今回は、「お酒、アルコールが与えるダイエットとトレーニングへの影響について」解説していきます。
アルコールがダイエット、トレーニングに与える影響
まずはアルコールが体にどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。
アルコールはダイエットやトレーニングだけではなく、生命活動にもさまざまな影響をおよぼす可能性があります。
アルコールが分解されるメカニズム
お酒を飲んだ際に体内でアルコールが分解されるメカニズムについて解説していきます。
アルコールの分解と聞くと、肝臓を真っ先に思いつく方が多いのではないでしょうか?
しかし、アルコールの分解を担っているのは肝臓だけではありません。
筋肉や心臓などでもアルコールを分解する仕組みの一部を担っているのです。
アルコールは体内に入ると、胃や小腸で吸収されます。
消化器官内に入ったアルコールはおよそ1~2時間でほぼ吸収され、
肝臓へ渡り、そこでアルコール脱水素酵素により酸化されてアセトアルデヒドになります。
アセトアルデヒドは酢酸に分解され、最後に水と二酸化炭素になり吐息や尿とともに体外に排出されます。
睡眠へ与える影響
寝る前にお酒を飲まないと寝られない方や、早く寝付くためにお酒を飲む方もいらっしゃると思います。
しかし、この習慣が実は、睡眠の質を低下させています。
アルコールは少量でも睡眠の質を低下させることがあります。
途中で目が覚めてしまう・夜中に目を覚ますとその後寝付くことができないなどです。
睡眠不足や質の低下は体にさまざまな影響をもたらします。
睡眠不足は食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌低下にも繋がり、過食の原因にもなり得ます。
就寝前は、なるべく飲酒は避けましょう。
テストステロン値(男性ホルモン)への影響
過剰な飲酒を続けているとテストステロンの分泌も阻害されてしまいます。
それに伴い、筋肉の合成がしづらくなったり、性欲の減退なども引き起こす原因となります。
アルコールの摂取はほどほどにしておきましょう。
種類によっては糖質過多に
ウイスキーなどの蒸留酒などは、糖質量は抑えられています。
しかし、ビール、シャンパン、ワインなどはアルコールだけでなく、糖質も同時に摂取することになります。
糖質の取りすぎは、血糖値の急上昇に伴ったインスリンの分泌で体脂肪の合成が促されたり、余剰した糖質は体脂肪になってしまいます。
ダイエットやトレーニングを頑張っている時は、お酒の種類にも気を使いましょう。
トレーニング前後の飲酒は?
トレーニング前後でお酒を飲んだ場合について、紹介していきます。
脱水症状になりやすい
トレーニング中は、汗もかきやすくなります。
そのため、水分補給をこまめにする必要がありますが、アルコールを摂取後は、利尿作用により飲んだお酒の水分は排出されてしまいます。
ですので、脱水症状にもなりやすくなってしまいます。
二日酔いでパフォーマンスが落ちる
当然、2日酔いの状態ではトレーニングのパフォーマンスも落ちてしまいます。
全力でやってこそ意味があるので、トレーニングをする事がわかっている前日の大量の飲酒は避けたほうが良いでしょう。
アルコールと上手く付き合いながら、ダイエットやトレーニングをしていく方法
ダイエットやトレーニングにアルコールが悪影響だとしても、付き合いや自分の趣味として、お酒は辞めたくないですよね?
上手くお酒と付き合っていく事で、両立は可能です。
1週間の中でアルコールを飲める日を決める
この日は飲む!と決めて、それ以外の日は食事のコントロールやお酒を控える事を徹底しましょう。
毎日ではなく、1~2杯の適量を週に1~2回であればメンタル面でもストレスなく過ごす事ができるでしょう。
お酒の種類を選択する
糖質の少ないお酒を選択する事で、太るリスクを最小限に抑える事ができます。
具体例をあげると、
- ウイスキー
- 焼酎
- ブランデー
- ジン
- ウォッカ
などの、蒸留酒があげられます。
もちろん、ジュースで割るのはNG!!
水や炭酸水、無糖飲料で割って飲む
お水や無糖の飲料を多めにして割る事で、アルコール摂取を減らす事ができます。
そうする事で、お酒を飲んでいる満足感は得る事ができます。
まとめ
お酒を辞める事なく、ダイエットやトレーニングを続けるのは可能です。
上手く、付き合っていく事で健康と飲酒を両立させていきましょう!